平成8年4月23日 有効成分の一般名:ザルシタビン(通称:ddC) 製造・輸入企業名:日本ロシュ株式会社 承認年月日(予定):平成8年4月24日(承認と同日付で薬価基準に緊急収載) 供給の見通し :平成8年4月26日から出荷開始の予定 効能・効果:・後天性免疫不全症候群(エイズ) ・治療前のCD4リンパ球数500/mm3以下の症候性及び無症候性H IV感染症 参考 1)我が国で3番目の抗エイズウイルス剤(逆転写酵素阻害剤)である。 平成5年11月に希少疾病用医薬品として指定し、開発助成を行うと共に、優先的 に審査を行った。 AZT、ddIが無効または副作用等により使用に耐えられない患者に効果が期待 できる。 本剤の使用により、重篤な膵炎、肝障害、末梢神経障害が現れることがあるため、 使用上の注意に警告の表示を行い、使用にあたって患者への十分なインフォームド・ コンセントをとること及び投与全症例を市販後調査の対象とすることを義務付けてい る。 2)既承認のエイズ治療薬:・ジドブジン(通称:AZT)日本ウェルカム株式会社 承認:昭和62(1987)年9月 ・ジダノシン(通称:ddI)ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式 会社 承認:平成4(1992)年6月 問い合わせ先 厚生省薬務局審査課 保険局医療課 担 当 森(審査課、内2789)、赤川(医療課、内3276) 電 話 (代)3503-1711