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エイズサーベイランス
〜95年12月末日
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HIV感染者情報
〔平成7年11月1日〜12月末日〕
1.性別・感染原因別患者・感染者数
男 性 女 性 合 計
異性間の性的接触 32( 2) 14( 9) 46(11)
同性間の性的接触 22( 2) 0( 0) 22( 2)
静注薬物濫用 1( 0) 0( 0) 1( 0)
母子感染 0( 0) 1( 1) 1( 1)
その他 1( 1) 0( 0) 1( 1)
不 明 11( 6) 8( 7) 19(13)
合 計 67(11) 23(17) 90(28)
注:( )内は外国人再掲数
2.性別・年齢別患者・感染者数
男 性 女 性 合 計
20歳未満 0( 0) 3( 3) 3( 3)
20〜29 18( 4) 12(11) 30(15)
30〜39 17( 5) 5( 3) 22( 8)
40〜49 22( 2) 1( 0) 23( 2)
50歳以上 10( 0) 2( 0) 12( 0)
不 明 0( 0) 0( 0) 0( 0)
合 計 67(11) 23(17) 90(28)
注:( )内は外国人再掲数
3.性別・感染地域別患者・感染者数
男 性 女 性 合 計
国 内 37( 0) 5( 2) 42( 2)
海 外 15( 5) 9( 6) 24(11)
不 明 15( 6) 9( 9) 24(15)
合 計 67(11) 23(17) 90(28)
注:( )内は外国人再掲数
(参 考)
1−2 患者内訳 (単位:人)
男 女 合計
異性間の性的接触 16(2) 6(2)22( 4)
同性間の性的接触 10(1) 0(0)10( 1)
静注薬物濫用 0(0) 0(0) 0( 0)
母子感染 0(0) 0(0) 0( 0)
その他 0(0) 0(0) 0( 0)
不 明 7(4) 1(1) 8( 5)
合 計 33(7) 7(3)40(10)
注:( )内は外国人再掲数
2−2 患者内訳 (単位:人)
男 女 合計
20歳未満 0(0) 1(1) 1( 1)
20〜29 7(4) 1(1) 8( 5)
30〜39 6(1) 2(1) 8( 2)
40〜49 16(2) 1(0)17( 2)
50歳以上 4(0) 2(0) 6( 0)
不 明 0(0) 0(0) 0( 0)
合 計 33(7) 7(3)40(10)
注:( )内は外国人再掲数
3−2患者内訳 (単位:人)
男 女 合計
国 内 13(0) 2(0)15( 0)
海 外 9(3) 3(1)12( 4)
不 明 11(4) 2(2)13( 6)
合 計 33(7) 7(3)40(10)
注:( )内は外国人再掲数
エ イ ズ 患 者 等 の 届 出 状 況 等
〔平成7年12月末現在〕
1.日本のエイズ患者の状況 (単位:人)
男 性 女 性 合 計
異性間の性的接触 170( 35) 43( 20) 213( 55)
同性間の性的接触* 179( 31) 0( 0) 179( 31)
静注薬物濫用 5( 3) 0( 0) 5( 3)
母子感染 4( 1) 3( 1) 7( 2)
凝固因子製剤 * 577( … ) 5( … ) 582( … )
そ の 他 10( 4) 6( 0) 16( 4)
不 明 131( 56) 21( 16) 152( 72)
合 計 1,076( 130) 78( 37) 1,154( 167)
( )内は外国人再掲数
注:*1 男性両性愛者(16人)を含む。
*2 平成7年11月末現在における「発症予防・治療に関する研究班」からの
報告による数字である。なお、「後天性免疫不全症候群の予防に関する
法律」施行後(平成元年2月17日以降)、凝固因子製剤が原因とされ
ている者は、報告の対象から除外されている。
2.HIV感染者の状況 (単位:人)
男 性 女 性 合 計
異性間の性的接触 367( 84) 499( 381) 866( 465)
同性間の性的接触* 350( 56) 0( 0) 350( 56)
静注薬物濫用 11( 8) 0( 0) 11( 8)
母子感染 2( 1) 7( 4) 9( 5)
凝固因子製剤 * 1,784( … ) 22( … ) 1,806( … )*3
そ の 他 19( 7) 18( 1) 37( 8)
不 明 139( 78) 306( 295) 445( 373)
合 計 2,672( 234) 852( 681) 3,524( 915)
( )内は外国人再掲数
注:*1 男性両性愛者(14人)を含む。
*2 平成7年11月末現在における「発症予防・治療に関する研究班」からの
報告による数字である。なお、「後天性免疫不全症候群の予防に関する
法律」施行後(平成元年2月17日以降)、凝固因子製剤が原因とされ
ている者は、報告の対象から除外されている。
*3 患者582名を含む。
(参考)
・凝固因子製剤による感染を除く患者・感染者等の状況
・性別・年齢区分別・感染地域別患者・感染者数(法施行後)
男 性 女 性 合 計
国内 海外 不明 計 国内 海外 不明 計 国内 海外 不明 計
20歳未満 10 1 1 12 17 43 35 95 27 44 36 107
(患者再掲) ( 4)( 0)( 0)( 4)( 2)( 2)( 1)( 5)( 6)( 2)( 1)( 9)
20〜29 160 105 71 336 88 231 310 629 248 336 381 965
(患者再掲) ( 23)( 31)( 22)( 76)( 6)( 6)( 16)( 28)( 29)( 37)( 38) ( 104)
30〜39 143 176 93 412 34 34 33 101 177 210 126 513
(患者再掲) ( 42)( 66)( 39)( 147)( 6)( 7)( 3)( 16)( 48)( 73)( 42)( 163)
40〜49 167 95 69 331 9 12 3 24 176 107 72 355
(患者再掲) ( 59)( 42)( 44)( 145)( 1)( 6)( 0)( 7)( 60)( 48)( 44)( 152)
50歳以上 88 60 37 185 17 1 0 18 105 61 37 203
(患者再掲) ( 33)( 31)( 24)( 88)( 8)( 1)( 0)( 9)( 41)( 32)( 24)( 97)
不 明 0 1 2 3 0 4 1 5 0 5 3 8
(患者再掲) ( 0)( 0)( 0)( 0)( 0)( 0)( 0)( 0)( 0)( 0)( 0)( 0)
合 計 568 438 273 1,279 165 325 382 872 733 763 655 2,151
(患者再掲) (161)(170)(129)( 460)( 23)( 22)( 20)( 65)(184)(192)(149)( 525)
(参考)世界のエイズ患者の状況(1995年12月15日WHO報告)
地 域 患者発生状況 備 考
国 名 患 者 数 人 口
アフリカ州 442,735 人 ケニア 56,573 人 21,400 千人
(54カ国) タンザニア 53,247 16,672
ウガンダ 46,120 23,174
ジンバブエ 41,298 10,402
アメリカ州 659,662 アメリカ合衆国 501,310 248,710
(45カ国) ブラジル 71,111 146,155
メキシコ 26,660 81,141
アジア州 28,630 タイ 22,135 54,532
(42カ国) インド 2,095 844,324
日本 1,062 *1 123,611
ヨーロッパ州 154,103 フランス 38,372 56,634
(37カ国) スペイン 34,618 37,746
イタリア 30,447 56,557
オセアニア州 6,680 オーストラリア 5,883 15,602
(14カ国)
合計(192カ国) 1,291,810
( )内は、患者報告のあった国数である。 注:*1日本の患者数は1995年10月末現在
都道府県別患者・感染者累積報告状況
患者・感染者 ブロック別
都道府県名 報告件数 構成割合 患者・感染者 構成割合
(件) (%) 報告件数(件) (%)
1北海道 21( 0) 0.9
2青森県 5( 0) 0.2
3岩手県 5( 1) 0.2
4宮城県 10( 2) 0.4
5秋田県 3( 0) 0.1 北海道・東北
6山形県 4( 0) 0.2
7福島県 7( 1) 0.3 55 2.4
8茨城県 254( 12) 11.1
9栃木県 49( 1) 2.1
10群馬県 41( 3) 1.8
11埼玉県 112( 4) 4.9
12千葉県 168( 9) 7.3 関 東
13東京都 745( 29) 32.5
14神奈川県 175( 4) 7.6 1,544 67.4
15新潟県 23( 0) 1.0
16富山県 4( 0) 0.2
17石川県 2( 0) 0.1
18福井県 16( 0) 0.7 北陸・甲信越
19山梨県 37( 0) 1.6
20長野県 115( 3) 5.0 197 8.6
21岐阜県 19( 3) 0.8
22静岡県 55( 2) 2.4 東 海
23愛知県 81( 3) 3.5
24三重県 30( 2) 1.3 185 8.1
25滋賀県 4( 0) 0.2
26京都府 33( 4) 1.4
27大阪府 107( 2) 4.7
28兵庫県 24( 1) 1.0 近 畿
29奈良県 14( 0) 0.6
30和歌山県 7( 0) 0.3 189 8.3
31鳥取県 2( 0) 0.1
32島根県 5( 0) 0.2
33岡山県 3( 0) 0.1 中 国
34広島県 15( 0) 0.7
35山口県 7( 0) 0.3 32 1.4
36徳島県 3( 0) 0.1
37香川県 2( 0) 0.1 四 国
38愛媛県 6( 1) 0.3
39高知県 5( 0) 0.2 16 0.7
40福岡県 30( 0) 1.3
41佐賀県 1( 0) 0.0
42長崎県 10( 2) 0.4
43熊本県 5( 0) 0.2
44大分県 2( 0) 0.1
45宮崎県 1( 0) 0.0 九州・沖縄
46鹿児島県 7( 0) 0.3
47沖縄県 16( 1) 0.7 72 3.1
合 計 2,290( 90) 100.0 2,290 100.0
注:凝固因子製剤による患者・感染者は除く (平成7年12月末現在)
( )内は今回報告件数(平成7年11月、12月分)である
平成8年1月30日
エイズサーベイランス委員会の結果報告について
1.平成7年11月1日から12月末までの間に、医師から各都道府県知事及び
指定都市市長に報告されたエイズ患者・HIV感染者は患者40名、感染者5
0名の計90名であった。
患者及び感染者90名の内訳は、
(1)感染原因では、異性間の性的接触46名、同性間の性的接触22名、
静注薬物濫用1名、母子感染1名、その他1名、不明19名であった。
(表−1)
(2)性別では、男性67名、女性23名であった。(表−1)
(3)年齢区分別では、20歳未満3名、20歳代30名、30歳代22名、
40歳代23名、50歳以上12名であった。(表−2)
(4)国籍別では、日本人62名、外国人28名であった。
(5)感染地域別では、国内42名、海外24名、不明24名であった。
(表−3)
2.今回は、患者・感染者90名の報告のうち、46名が異性間の性的接触によ
るものであった。
このうち、日本人の報告は、男性30名、女性5名の計35名(表−1)で
あり、感染地域は国内21名、海外9名、不明5名であった。
また、外国人患者・感染者28名の性別内訳は、男性11名、女性17名で
あった。(表−1)
3.今回18名の死亡報告があり、「HIV感染者発症予防・治療に関する研究
班」からの報告と合わせ累積死亡報告数は709名となった。
平成8年1月30日
山崎委員長コメント(案)
1.今回(平成7年11月から12月末まで)のエイズサーベイランス委
員会への報告は患者40名(前回37名)、感染者50名(前回48名
)の合計90名(前回85名)で、前回よりも5名増加しています。こ
のうち、日本人感染者は前回と同じ32名であったものの、日本人患者
は2名多い30名、外国人患者は1名多い10名、外国人感染者は2名
多い18名となったことから報告数が増加しています。
また、今回の日本人患者・感染者の報告数は過去最多であり、日本人
患者・感染者数については、引き続き注意して見守る必要があります。
2.平成7年の1年間における患者・感染者の報告数は446名(血液製
剤による感染例を除く)と前年に引き続き着実に増加しています。感染
原因別にみると異性間性的接触が227名と最も多く、次いで同性間の
性的接触108名、母子感染3名、静注薬物濫用2名などとなっていま
す。前年に比べ、異性間の性的接触が17.1%増加しており、「より
安全な(セイファー)セックス」についての啓発普及を一層推進させる
必要があります。
3.平成7年の報告数を国籍・性別にみると、日本人男性の患者・感染者
の報告数は255名で、前年の225名に比べ、13.3%増となり、
報告数全体に占める割合も前年の52%から5ポイント増加して57%
となっています。特に国内で性的接触により感染した日本人男性の増加
が著しく、また、日本人男女ともに主要な感染地域は国内という傾向が
続いており、さらに感染の拡大が懸念される状況にあります。
4.平成7年の患者の報告数は、前年の136名から24.3%増加して1
69名となりました。患者・感染者の方々が安心して医療を受けられる
診療体制の整備が急務です。
5.WHOの報告による世界の報告累計患者数は、1995年12月15
日現在、1,291,810名となっており、1995年1月3日の報
告数1,025,073名に比べ23%の増加となっています。また、
WHOでは、1995年末現在の推計患者数を600万人と推計してい
ます。
問い合わせ先 厚生省 保健医療局エイズ結核感染症課
担 当 梅田、杉江
電 話 (代)3503-1711(内2342,2368)
(直)3503-2844
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