2002年1月より厚生労働省健康局疾病対策課は「同性間性的接触におけるエイズ予防対策に関する検討会」(座長:神奈川県立衛生短大教授・市川誠一氏)を開催している。
この検討会は2001年10月23日のエイズ動向委員会報告で「HIV感染者の新規報告数の第1位が同性間性的接触であり、このため、同性間性的接触におけるHIV感染の予防対策に資することを目的」として設置されたもので、同性間性的接触におけるHIV感染に対する効果的な予防対策を検討している。検討会の委員は表の通りで、河村氏をはじめ、コミュニティに深く関わっているメンバーがそろっている。
第一回の検討会では麦谷疾病対策課長が「ここで話し合って、その結果、仮に私どもで予算要求が必要であれば勿論します。またこうやってくれと言われればやります」とあいさつ。2003年2月までに6回開催され、具体的な予防策について検討が続けられている。議事録は厚生労働省ホームページに掲載されているので興味のある方はぜひ見て欲しい。
[よしおか]
検討会委員 生島 嗣 ぷれいす東京専任相談員 市川 誠一(座長) 神奈川県立衛生短期大学衛生技術科公衆衛生学教授 内海 眞 国立名古屋病院臨床研究センター長兼第1内科医長 鬼塚 哲郎 京都産業大学語学教育研究センター助教授 河村 昌伸 エンジェルライフ名古屋役員 木村 博和 横浜市立大学医学部公衆衛生学講座助手 佐藤 未光 MASH東京代表 菅原 智雄 動くゲイとレズビアンの会理事 橋本 哲志 AIDSケアプロジェクト代表 長谷川博史 NoGAP代表 第1回議事録(2002年1月25日)
第2回議事録(2002年2月27日)
第3回議事録(2002年4月18日)
第4回議事録(2002年6月18日)
第5回議事録(2002年8月21日)
第6回議事録(2003年2月12日)
中間報告(2003年3月18日)