LAP Positive TALKは単発でのご参加や年度の途中からのご参加も随時、受け付けています。 |
主催: |
ライフ・エイズ・プロジェクト(LAP)
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セルフ・ヘルプ・グループとは?
セルフ・ヘルプ・グループは「仲間同士が支え合うグループ」と理解されています。「自助グループ」とも呼ばれますが、セルフは「私」(I)だけでなく、「私たち」(We)も指すので「仲間同士の共同による自助」の意味が含まれています。
セルフ・ヘルプ・グループの特徴は、
(1)メンバーは共通の問題を持っている
(2)共通のゴールがある
(3)対面的(face-to-face)な相互関係がある
(4)メンバー同士は対等な関係にある
(5)参加は自発的なものである
(6)専門家との関係はさまざまだが、基本的にはメンバーの主体性を重んじる
などがあげられますが、もっとも重要な特徴は「メンバーが共通の"問題"をもつ当事者であること」です。その"問題"の範囲、つまりグループの範囲は、健康問題、さまざまな障害や疾患、家族の問題、依存やアディクション、人生の変化、借金のやりくり、家の改築、求職、戦争体験、災害体験など多岐にわたります。2004年春にTBS系で放送されていたドラマ「ホームドラマ」は事故でなくなった人を持つ人たちをテーマにしたものでした。「LAP Positive TALK」はHIV陽性者を対象としたグループです。
セルフ・ヘルプ・グループは活動の内容もさまざまですが、共通している活動はグループミーティング、つまり対面(face-to-face)でのコミュニケーションです。
グループミーティングは、自由な、自発的参加による対等な相互関係であって、自らの抱える問題に関する体験交流、情報の交換、自分の体験のふり返り等が行われる場、と理解されています。
グループミーティングによる効果を心理学的に整理すると(1)認知の再構築、(2)適応技術の学習、(3)情緒的サポート、(4)自己開示の機会、(5)社会化、(6)活動への共同の参加、(7)エンパワーメント、(8)自己信頼、自尊心をともに発見し獲得していく過程、の8つであるとされています。
「LAP Positive TALK」は、当事者同士が、お互いの思いや体験を分かちあったり、話しあったり、自分の話にしっかりと耳を傾けてもらう場として行われるグループミーティングです。
一人ひとりの体験や経験は本当にさまざまですが、あなた自身のオリジナルな体験や経験には他の人に役立つ、多くのヒントが含まれていると考えられます。一人ひとりの違い(一人ひとりがオリジナルであること)を認識した上で、ピア(peer)や共感を基盤とした交流を持つことはあなただけではなく、他の当事者にとっても大きな意味をもつのではないでしょうか。
みなさまのご参加をお待ちしています。
<参考文献>
- 久保紘章・石川到覚編, 「セルフヘルプ・グループの理論と展開−わが国の実践をふまえて」, 中央法規出版, 1998
- 「特集 セルフヘルプ・グループの現状と課題」, 保健の科学44巻7月号, 杏林書院, 2002
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